蚤の市でアンティークのコーヒーカップを買った

赤坂蚤の市というイベントに行ってきた。

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youtubeで動画が流れてきてその存在を知ったのだけど、よくフランスとか海外在住の方が蚤の市をめぐる動画を見ていて羨ましく思っていたけど、都内でもこういうヨーロッパの品物を扱う蚤の市があることを知らなかった。


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赤坂蚤の市は毎月開催だそうで、ちょうど次回の7月は第100回とのことで単純計算で100÷12で、8年以上開催されいてるイベントらしかった。まったく知らなかった。六本木一丁目駅からすぐのアークヒルズアーク・カラヤン広場という開けたスペースに、食器、雑貨、アクセサリー、焼き菓子、洋服と様々なブースがひしめいていた。11時開始のイベントに20分くらい過ぎたころに到着したが、もうすでに人気のブースには人だかりができていた。

特にアンティークの食器を扱うブースは人気で、みなが手にとって裏表をひっくり返しながらじっくり眺めて吟味していた。値段はまあまあよいもので、私の財布事情的には勢いでばんばん買えるようなものではなかったので、本当に気に入ったものや状態と価格のバランスで納得できるものを探す必要がある。そういう品物が売り切れてしまわないように開始直後から人が多いのもうなずける。周囲を見ているとアンティークのボタンも人気だった。アクセサリー類もたくさん出ていたけど、これまたなかなかよい価格帯だったので、2〜6個くらいのセットで600円から900円と手に取りやすく、パーツと組み合わせたらワンチャン自力でアクセサリーにできそうなアンティークボタンはお試し&記念に購入するには丁度よい品物といった感じがする。色や形も様々で、純粋にコレクション目的で購入している人も多いだろうな、とも思った。

いろんなものまんべんなく見て回ったけど、結局はアンティークのコーヒーカップのセットを買った。素朴で線のやわらかいパンジーの絵柄が気に入った。スウェーデンのロールストランドというブランドが1976年に創立250周年記念として販売した、Sylvia(シルヴィア)というシリーズのコーヒーカップ&ソーサーなんだそうだ。他にもケーキプレートとかシュガーポット、クリーマーなんかもあるそうで、店主さんに気に入ったなら集めてみてはどうかと提案された。これは一度足を踏み入れたら沼れそうな案件だ。

見て回るのを終えたら時間が12時半頃だったので、お昼はそのまま近くのレストランで食べた。アメリカンな雰囲気のレストランで、メニューを見るとハンバーガーがメインのようだったけれど、NetflixアメリカンBBQ最強決戦によく出てきてて憧れがあったマカロニチーズを食べてみた。

そのお店のマカロニチーズは想像していたものより味は濃くなく、ほぼチーズの塩味のみだった。暑くて汗かきすぎて塩分欲してて味覚がバグってただけかもしれないけど、少し薄味に感じた。ソースはナツメグとかクローブ系の甘い香りがした。

テラス席でぼんやり過ごしてたら、炎天下の中の移動と興奮しながらブースをまわった疲れがどっとやってきて、お昼を待ちながらうとうとした。テラス席からはそのまま蚤の市の様子が見えるのだけど、位置的にはブースの後ろ側の少し離れたところになる。さっきまではお客としてあちら側からブースを見ていたのに、今はブースで売り子をする人たちを後ろから眺めることになる。急に自分の視点もお客から売り子側になって、この人はファッションの感じからするにこのブースのターゲットにマッチしてそうだから足を止めてくれるかな、とか、こういう客層の人たちだったらどんなものが目を引くのかな、とかそんなことを考えていた。デザイン的には一番気に入ったのだけど、高くて変えなかったアンティークビーズを使った手作りのアクセサリーを売るブースで、品の良さそうな年配の女性が品物を買っていく様子を眺めながら「よしよし」とつぶやいたりして、気づくと推しを応援する気持ちで見ている自分がいた。

調べてみるとこういう蚤の市は他にもちらほらありそうだった。どうしてこれまで気づかなかったのか。

aoyama-koichi.com

tokyonominoichi.com

日本の骨董品を扱う蚤の市も大好物そうなので行ってみたい。

www.antique-market.jp